*今週、ハノイで、第11期ベトナム共産党中央委員会第8回総会が10月9日までの日程で開幕しました。10日間にわたるこの会議では、新段階における国の防衛事業に関する第9期党中央委員会第8回総会の決議の実施状況や、教育訓練分野での全面的な刷新、2013年の国家予算の実施状況、国の経済社会発展状況、2014年の計画案などについて討議が行われています。そのほか、総会は国の経済社会発展に関する第11回共産党大会の決議の実施状況、1992年の憲法改正案、党内の選挙規制など様々な問題についても討議します。開会式で、ベトナム共産党のグェン・フー・チュオン書記長は次のように語りました。
(テープ)
「2013年の経済社会発展状況について評価するため、2012年末に出された党中央委員会の結論と国会決議の他、各地方や部門の発展実情、今年始めからのこの9ヶ月間に達成した成果などを基礎にしなければなりません。その中に、マクロ経済の安定化、インフレ率の抑制、投資経営環境の改善状況などに集中的に評価する必要があります」
*台風10号により、中部各省が甚大な人的物的被害を被っていることを受け、また、ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会の呼びかけに応え、今週、各省庁と地方は被災地の被害克服と住民の生活安定化を援助するための募金運動を行っています。今週末現在、ベトナム祖国戦線中央委員会に寄せられた寄付金は290億ドン(約1億3800万円)を超えていました。同戦線中央委員会幹部会のグエン・ティエン・ニャン議長は次のように語りました。
(テープ)
「中部各省では22万軒あまりの家屋が倒壊、破壊、あるいは屋根が飛ばされるなどしました。住民110万人以上は 屋根がない家に住んでいます。こうした事態の中で、寄付金は貴重なものです。これまで、集めた寄付金は296億ドンを超えています。この寄付金を効果的に活用することを公約します。被災地を援助してきた国内各地の住民に感謝申し上げます。」
他方、中部クァンビン省赤十字協会は病院や診療所で治療を受けている患者を見舞うとともに、死者が出た家庭に300万ドン(約1万4300円)を援助しました。
*今週、ホーチミン市で、友好諸組織連合会とベトナム韓国友好協会は韓国の建国記念日4345周年を記念する式典を開きました。式典に出席した代表はこの20年における両国間の関係発展を振り返り、その中で、「両国の歴史にとって20年は短い時間ですが、その間に、両国関係が良好に発展してきた。2009年、両国は両国関係を戦略的協力パートナー関係に格上げした」との見解を明らかにしました。現在、韓国はベトナムの第4位の貿易相手国となっています。2012年だけに、両国の貿易取引額は210億ドルにのぼりました。
*ベトナムとイギリスとの外交関係樹立40周年を記念するにあたり、今週、ホーチミン市で、両国関係に関する写真展が開幕しました。写真展では政治、経済、文化、教育、科学技術などの分野におけるこの40年間のベトナムとイギリスとの関係の発展ぶりを反映する写真100点が紹介されています。その中にはイギリスの国土と人々を紹介する写真もあります。
*10月20日のベトナム婦人連合会創立を迎えるにあたり、今週、国内各地で女性を顕彰する様々な活動が行われました。2日夜、ハノイのオペラハウスで、2013年のベトナム女性賞の授与式が行われました。式典で、10の個人と5の団体が「ベトナム女性賞2013」を受賞しました。これより前の2日、ハノイで2002年から2013年までの期間で貧困状態から抜け出した代表的な女性を表彰する式典が行われました。この10年、ベトナム婦人連合会が提唱した「女性が互いに経済発展を助け合う」や「親愛溢れたチャリティーハウス」などの運動は多数の女性の参加を引き付けてきました。これまで、貧困下に置かれている延べ1100万人あまりの女性は家畜の種付けや家庭経済発展への融資などの面で支援を受ける他、1万4千軒あまりのチャリティーハウスが新築・改修され、貧しい子供百万人あまりは文房具などを与えられました。